鍋の中にはカルプフェン

こい(@gyaradus)のブログ

【アシモフ】『黒後家蜘蛛の会2』──2023年の抱負はブログ記事を短く書くことだ!

 2022年は気合い入れてブログ書こうとしたら逆になんだかめんどくさくなってしまい、最終的につじつま合わせのため雑記事を連発するという残念な結果に終わってしまいました。2023年は無理せず短めな記事も書いていくことでこうした事態を避けたいと思います。
 抱負をすでにタイトルでいってしまっているので、もう書く内容がありませんが、このブログはいちおうぜったいになにかしらの作品を紹介する法則があるので、わたしのお気に入りミステリ短編集から『黒後家蜘蛛の会2』を紹介しておきます。

 

「わたしについて言いますと、わたしはそういういう分類には縛られないようにしています。その時その時、自分として一番関心のあることを書くのです。そうやっていると、世の中なかなか面白いものでしてね。だからわたしはよく作業にある、行き詰まった、という経験がありません。それに、はやりすたりもわたしには関係ないのです。ある傾向のものが売れなくなっても。わたしは一向に困りません。別のものを書けばいいのですから」
(アイザック・アシモフ黒後家蜘蛛の会2』池央耿訳)


 冒頭を飾る短編「追われてもいないのに」では、アシモフが自分自身をモデルにした作家モーティマー・ステラーが登場する。この台詞はそのステラーのもので、つまりは多産家であるアシモフの作家精神を示したものだ。そうそう、となった。「今月の5冊!」とかやると逆に「これを書く前にこれを消化~」みたいな念が生じて書きづらくなる。興味を持っているものを優先。これぞ大事。ことしは興味のままに書くぞ!!