鍋の中にはカルプフェン

こい(@gyaradus)のブログ

【平安文学】『大鏡』──2022年10月に読んだ本について

 いつもブログを読んでくださっている皆さまへ

 とつぜんですが、私はいま自分に失望しています。本来ならば年末に10月~12月までの読書記録を一気に更新する予定でしたが、『ポケットモンスター スカーレット』にどハマリしてしまい、まったく更新ができませんでした。敵のサーフゴーがジバコイルに気合玉とかいう命中70のわけわからん技を当ててきたのになぜかあっちは眼鏡テラバ水を乱数83.1%を引き当ててギリギリ生き残ったのを見た瞬間、私は自分の過ちに気づきました。これまでのことを反省し、10月分の読書記録を更新していきたいと存じます。

 

 

 以下、本編


 いい加減新年になるのにいまだに10月の読書うんぬんやっているはいかんだろうということで、いまから3分ほどで10月分の読書を振り返っていく。

 

1.『オランダ靴の秘密』(エラリー・クイーン

 ミス研《リーズニング・クラブ》の10月の課題本。ひとつの物品から展開されるロジックや、人物関係が整理されていく工夫など、いろいろと話題が広がってたのしかった。『フランス白粉』に並んで好きな国名シリーズ作品。

 

2.『更級日記』(藤原孝標女)

 ほかの記事でも紹介したがなにかに没頭する「熱」を思い起こさせてくれた一冊。

 

3.『成尋阿闍梨母集』(成尋阿闍梨母)

 やはり母の愛情はいつまでも永遠だと思った。

 

 

「あざり」が「阿闍梨」に変換されず手こずった(「あじゃり」でいけた)せいで3分で3冊しか紹介できなかった。さすがにこれはまずいだろうということで、あと2冊追加で紹介。

 

 

4.『方丈記』(鴨長明

「安良岡康」による注釈。原文で読むのははじめてだったが、あまりもの注釈の多さに、娯楽のように読むのは不可能だった。しかし、それだけひとつの作品に積み重ねられてきた歴史を感じることができ、畏敬の念をおぼえずにはいられなかった。


5.『大鏡

 全現代語訳本ということもあり読みやすい。冬嗣から道長へと続く藤原北家の面々のキャラガイドとしてたのしむことができた。

 


 その他10月の活動

 10月中は高校数学のうち、数学Ⅱ・Bの範囲をすべて復習した。10月中の自分のアクティブさにいまブログを書きながらおどろいているが、11月から1月まで自分が睡眠時間を削ってまでずっとパルデア地方を冒険していたことに未来の私もそのうち驚くことだろう。